本日2021年3月7日のランチについて綴っていこう。 今日は渋谷のセンター街から外れた謎の小道を征くと現れる「びいどろ」というスペイン料理店にやってきた。この店で有名なものはズバリ
パエリア
である。中々気を衒った様ランチとなったが、そこで味わったパエリアは通常のパエリアとはかけ離れていたのだ。他のパエリアとこのびいどろという店のパエリアの違いはタイトルにある通りだ。
オールブルーを体感できる
である。「オールブルー」をご存知ない方のためにざっくりご説明させていただこう。
オールブルーとは漫画ワンピースに出てくる伝説上の海であり、主人公ルフィーの仲間であるコックのサンジの最終的な目的地でもある。そのオールブルーでは「西の海」、「東の海」、「北の海」、「南の海」全ての海洋生物がそこに住んでいると伝説になっている。
とまあざっくりな説明をさせてもらった。漫画上でも伝説になっている「オールブルー」があたかも現実世界にあるはずがなかろう!
そう思われる方はまっこと正論だ。しかし、事実私は「オールブルー」を見つけたのだ。それは紛れもない真実である。「これは世間に公表せねば!」と私の中のジャーナリスト魂が今MacBookPro13iのUS式キーボードを叩かせているのだ。
この次の章から詳細を語っていこう。
口の中にオールブルーを
さてこの章ではオールブルーがどんなものだったかを語っていきたいと思う。ワンピースを読んだことのある人間からすると今から言う事は衝撃極まりない。なんと、オールブルーは
私の口の中にあったのだ
失礼。正確には「オールブルーを口の中に入れた」が正解だ。この言葉が意味することをこれから綴っていこう。
オールブルーを咀嚼する
私が実際に口にしたオールブルーを下記に綴ろう。
魚介のパエリア |
これである。まさにオールブルー。
全ての海洋生物が一つにまとまっている
これを「オールブルー」と形容しないとしたら他に何があるのか?是非私にご教授いただきたいものだ。
口に入れた瞬間洗練された魚介の旨味が口いっぱいに広がる。私は溺れた。それはそのはず。
口にオールブルーを入れているのだから。
溺れ気を失った私を海洋生物たちがそっと介抱して岸まで運んでくれたようだ。私の意識がなくなっている間にある夢を見た。そこには何とも美しい人魚がいた。そしてその人魚が私にこう囁いた。
2016年国際パエリアコンクールで日本1位を勝ち取り、世界で特別賞をいただいた自慢のスペシャルパエリア。魚介とお米を一緒に炊き込むことで、たっぷりの濃厚ダシを利かせた逸品となっております。ご注文をいただいてからひとつひとつ炊き上げますので、魚介の香り立つ最も美味しい熱々の状態にてご提供いたします。本場の味をそのままに、高級スペインパエリアの本格的な味をお楽しみください。
意識を取り戻した頃には鉄板に盛られていたオールブルーはすでに消えていた。なんとも神秘的な体験をしたものだ。
さてここまでが私の体験したオールブルーだった。読者の皆様にもオールブルーの存在を認知させる事ができて私は嬉しい。
極め付けの逸品
オールブルーを存分に味わったあとはデザートといこうか。
カシスシャーベット |
これである。オールブルーに溺れた私に人魚がそっと差し入れしてくれたのだろう。程よい酸味とカシスの果肉が従来のシャーベットの概念を覆す逸品だった。もし「死ぬまでアイスを一種類しか食べられない」としたら私は間違いなく、
びいどろのカシスシャーベット
とコンマ3秒で即答するだろう。
縁の下の力持ち
今回このブログで紹介しきれなかったが、間違いなく逸品と言えるものも紹介しようと思う。
前菜 |
正直前菜について丸々1記事作れるレベルで美味しかったのだが、今回は「オールブルーを見つけた」と言うことを皆様に知っていただきたかった為、こちらの紹介を断念させていただいた。しかし間違いなく言えるのは
びいどろの「縁の下の力持ち」は前菜である
と。
最後に
いかがだっただろうか?今回のブログはワンピースマニアにはたまらない(色んな意味で)内容だったのではないだろうか?渋谷へ赴けばいつでもオールブルーを体験する事ができる。是非ワンピース読者、そうでない方も一度赴いて頂きたい。
おっと失礼。この体験は 1名1,600円 から楽しむ事ができる。ランチ時にいくと良いだろう。店内の雰囲気はカップルや女性客が中心だったが、男一人でも問題なく居心地は良いだろう。店内も地中海風な作りになっていて、世界観が確立されていた。
この貴重な体験を提供してくださった「びいどろ」様と、私の血となり肉となってくださった魚介様、野菜様に最大の感謝を込めて。
いただきます