私はもしかしたらノーベル賞を受賞してしまうかも知れない。
何故なら
食べられる宝石
を発見してしまったからである。
日夜学会が私の事を血眼になって探している事だろう。彼らに私の宝石を譲るつもりはない。しかし、安心して頂きたい。皆様にはこの事を明かすと決めた。これから私が語ることを他言無用でいて欲しい。
その「食べられる宝石」は意外な場所にあった。 それは、
原宿の明治通りの「てんや」の隣
だったのである。
ことの詳細を次の章から綴っていこう。
原宿に眠る宝物庫
私はいつも通り、昼食を何にするか迷っていた。それはもう心底悩んでいた。私は、ふと気づくと渋谷から原宿へと足を運んでいた。そこで目にしたものは「牛カツ京都勝牛」だった。
私は吸い込まれるようにその店に入っていった。その時はまだ気づいていなかった。
ここが単なる飲食店ではないことを
紅色に輝く逸品
前置きはなしだ。 私はスタッフに案内され席に着く前に「牛カツ善」を注文した。
そして10分程だっただろうか。私の座る席に運ばれてきたのは
牛カツ善(980円) |
皆様はこう思うだろう。
どこが紅色に輝く宝石だ!
と。
慌てないでいただきたい。
紫色に輝くアメジストを想像して頂きたい。 外は緑掛かった岩のようにしか見えない。しかし、それを割ってみると中から煌めく紫の輝きが観れるだろう?この牛カツも同じなのだ。
それではご対面と行こうか。
息を呑むほど美しい紅色。
これをみてまだ先ほどの言葉が出てくるだろうか? これは紛れもない「紅色に輝く宝石」だ。
実食
この牛カツの食べ方をご説明しよう。
見ての通り眩しいほどにレアなのだ。 提供されるミニ鉄板でお好みの焼き加減で召し上がって欲しい。 私は軽く表面に焼き目がつく程度で食べたが、腰を抜かした。
咀嚼できないのだ
あまりにも柔らかく、口の中に入れた瞬間消えてしまうのだ。恐らくあの原型を保っていられるのは、「衣」という「鎧」を身につけていたからにすぎないのだろう。
個性豊かな引き立て役
先ほどの牛カツ善の画像を見て頂きたい。 手前に3種類の調味料があることがわかるだろう。何を隠そう、この3つの調味料が牛カツをさらに上の段階へと進化させているのだ。
左から「だし醤油」「山椒塩」「甘口ソース」だ。
これ以上は語らなくていいだろう。
全て正解だ。
拘り
牛カツ京都勝牛様は凄まじい拘りを見せている。 拘りは大きく5つある。 公式のHPに記載されている文言を引用してご紹介していこう。
1.ミディアムレア
調理法の拘り
牛肉に含まれるタンパク質は、加熱することで65℃を境に旨味=肉汁へと変質します。火入れが甘いと肉汁を引き出しきれず、逆に火を通しすぎると肉汁を逃してしまいます。その旨味を最大限に引き出す調理方法が、ミディアムレア。高温短時間で計算された絶妙な火入れが実現する、最高の牛カツをお届けします。
2.こだわりの牛肉
素材への敬意
牛肉本来の旨味にこだわり吟味した厳選部位のみを使用。部位ごとに最適な産地・品種・畜年数を吟味し、世界中から厳選しています。ミディアムレアでも安心安全に召し上がっていただけるよう、独自の厳しい品質管理基準を徹底して管理しています。
3.黄金比の薄衣
先ほどは紹介しなかったが「衣の厚さ」も、すごかった。 肉が主役であることが揺るがないのである。さながら衣は「名脇役」だ
牛カツの美味しさと美しさを両立する影の立役者。キメ細かな衣は、油切れが良く軽やかでヘルシー。牛肉にぴたっと張り付きはがれることなく、肉汁をぎゅっと閉じ込めます。衣は「打ち粉×卵×パン粉」のバランスが肝心要。3つの完璧なバランスを実現するために、全て自社オリジナルの素材を使用しています。
4.高温短時間
ミディアムレアはこうして実現している
油の温度は180度~200度、揚げ時間は60秒~120秒と「高温短時間」で調理。部位ごとに微調整することで、完璧なミディアムレアを実現。外はサクサク、中はジューシーな絶品牛カツに仕上げています。
5.食べ方いろいろ
多様な食べ方が実現されており、飽きさせない
一食で何通りも楽しんでいただけるように、豊富な種類のたれと薬味を用意しています。一口目は、たっぷりのわさびとだし醤油で。二口目からは、山椒塩、牛カツソース、和風カレーつけ汁と、自分好みの食べ方で。最初の一口から締めの一口まで、ぜひ楽しみながらお召し上がりください。
番外
上記以外に私の心を掴んで話さなかったことがある。 それは
ご飯、キャベツ、味噌汁お代わり無料
もう何も言うまい。
さいごに
いかがだっただろうか?
感無量
だろう。
昨今の牛カツは何処も価格が高めに設定されている。しかし牛カツ京都勝牛様は比較的手頃な価格で楽しむことができる。
食べ盛りの中高生や味に煩い評論家も満足すること間違いなしだ。
是非一度ご賞味いただきたい。
こんな素敵な体験を提供してくださった「牛カツ京都勝牛」様と、私の血となり肉となって下さった牛様に最大の感謝を込めて、
いただきます